「コモディティ化」?暗黒の20年間を脱する時が来た!
投稿日: カテゴリー:マーケティング

日本のホテル業界人の方々の中で、ホテルの宿泊販売単価が安くなっているのはコモディティ化したからだという人がいる。本当にそうなのだろうか?この疑問に答えるため、インターネットで「コモディティ化」と検索して調べてみると、とてもいい説明ページを見つけた。「ある商品カテゴリにおいて、競争商品間の差別化特性(機能、品質、ブランド力など)が失われ、主に価格あるいは量を判断基準に売買が行われるようになること。一般に商品価格の下落を招くことが多く、高価な商品が低価格化・普及品化することを“コモディティ化”という場合もある。」とある。(http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0505/28/news013.html) 確かに、日本のホテルの宿泊料金は、海外の主要都市と比べて明らかに安い。特にラグジュアリークラスの料金が安い。以前当社が旅行子会社を置いていたホノルルなどの料金をざっくり比較すると、同じカテゴリーでの東京のホテルの宿泊料金は半額くらいのものも少なくない。しかし、私は日本のホテルがコモディティ化しているから料金が安いのではなく、「失われた20年」のデフレと不景気による影響が大きいと考えている。また日本には海外の星のようなホテルのクラス分けがされていないので、デフレ、不景気による低需要の時には、当然、ラグジュアリーホテルの販売価格はスタンダード、エコノミークラスのリーズナブルな料金帯に引っ張られ、価格競争に巻き込また結果として販売価格が安くなっただけである。この現象をコモディティ化と勘違いしていると私は思う。なぜなら、低価格化は進んだかもしれないが、ホテルの部屋数がこの20年間で3倍とか4倍とか増えたわけではなく、日本人国内宿泊旅行人数なんかのデータを見てもの過去30年間ずっと横ばいだし、つまり普及品化していないからである。ホテルがコモディティ化していようといまいと、みなさんにはどっちでもいいことだと思う。(私もそうだ。)最近、営業で回っていると東京、大阪、福岡の稼働率は相当高く、販売単価が上昇、過去最高の売上と利益とおっしゃるホテル経営者の方も少なくない。こういういい流れの時期こそ、「差別化戦略」=つまり自分たちにしかできないものは何か?を作り出す努力を行い「ブランド化」によるファン作り、将来また来るであろう不景気にも販売料金を下げずに対応できるsomething special を構築する時だと考えている。弊社もお客様の差別化、ファン作りに少しでもお役に立てるようにサービスを拡充していきたい。百田浩志

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